新春探鳥会で一巡り
今日は旧暦12月1日で「新月」、「戊辰戦争開戦の日」、「ジョン万次郎帰国の日」。
昨年は手術前ということで、休んだけれど、恒例にしている新春探鳥会ということで、正月に何時もはあまりでかけない茨城県の北側と海岸を巡る探鳥ツアーを実施した。
今年も若い友人の車に乗せてもらって早朝7時30分から那珂市の古徳沼を起点に、平野溜、一関溜、東海村の松村の谷津田、久慈川河口、 ひたちなか市阿字ケ浦海岸、磯崎海岸、平磯海岸、大洗町の大洗海岸公園、大洗漁港、神山の涸沼、鉾田市いこいの村涸沼、茨城町網掛公園、宮ヶ崎の涸沼川河口で日没を迎えるというコースを回った。那珂川河口とサンビーチは時間の関係で通過した。
全行程で70種+外来種1種とほぼ例年並みという結果となった。幸いライファーが1種増えた。
早朝の池は結氷していたけれど、日中の気温は高めで、海は波もなく穏やかだったのに鳥の姿は少なかった。
人出は多く、神社やさかな市場周辺は渋滞があり、駐車場は混雑していた。昼過ぎにコンビニに寄ったけれどおにぎりなどはなくなっていた。
古徳沼は相変わらずオオハクチョウの飛び出しを撮影しにきたカメラマンが並んでいた。
ハクチョウ類は水面から飛び立つためには助走距離が必要で、ある程度池の大きさが必要で、この沼ではオオハクチョウは一番奥まで移動してから飛び出していた。
溜池を周り、途中数日前に情報があったオオカラモズを見に寄ってみた。現地に着くと県外ナンバーも含め車が十数台集まっていた。直ぐに見ることができたので記念写真を撮って移動した。
オオカラモズは茨城県初記録のようだ。
久慈川河口、阿字ヶ浦を回って南下したけれど、アビ類やカイツブリ類などはほとんど見られなかった。
磯崎海岸で常陸那珂火力発電所方向の海面をウミスズメ類を探して見ているとヒメウかなと思われる姿が見えた。よく見ると首が太く、嘴が太で色が黄色とヒメウではない。
チシマウガラスではないかと図鑑の識別点を確認しすると、間違いないようだった。写真を撮ったが遠いの色も出ずできれいな写真は無理だった。
銚子ではウの群れの中にチシマウガラスが時折混じっているようだけれど、茨城県初記録になるようだ。
ヒメウとは明らかに違っていた。昨年の12月のロクショウヒタキ以来の今年初のライファーとなった。
沖を苫小牧から大洗に向かうフェリーさんふらわ「さっぽろ」が見えた。COVID-19のために2年間大洗・苫小牧航路に乗船していない。
早くCOVID-19が収束して航路に乗りたいものだ。
平磯海岸ではいつものシノリガモを比較的近くで見ることができた。
例年は沢山見ることができるミユビシギが少数見られた。
それにしてもカモメ類が少なくオオセグロカモメを確認できなった。
日没前に涸沼に到着できたけれど、スズガモの群れとカモ類は多いけれど、やはり鳥は少なめだった。ハジロカイツブリの大きな群れは見られなかった。
最後の宮ケ崎でオオジュリンの群れに出会うことができた。
エナガの群れにも会えた。ここで日没を迎え帰ってきた。走行距離は約200kmだった。
運転しなかったのにも関わらず時間が長かったので非常に疲れた。やはり体力が無くなってきている。新春探鳥会を何時までできるのだろうか。
【観察した野鳥】
コハクチョウ、オオハクチョウ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、アカエリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、アビ、シロエリオオハム、ヒメウ、チシマウガラス、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イソシギ、ミユビシギ、ユリカモメ、ウミネコ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、ハイイロチュウヒ、ノスリ、カワセミ、コチョウゲンボウ、オオカラモズ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、タヒバリ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン 70種+ドバト
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コメント
はじめましてオオカラモズ是非見て見たいのですが、東海村の溜池どの場所か特定できませんでした、とてもきれいなので見てみたいです。
投稿: ヤンマー | 2022/01/30 06:09
ヤンマーさん
申し訳ありませんが、個別の問い合わせには対応していません。
>はじめましてオオカラモズ是非見て見たいのですが、東海村の溜池どの場所か特定できませんでした、とてもきれいなので見てみたいです。
投稿: きたきつね | 2022/01/30 20:23