コブシの花が咲き始めた
今日は「地下鉄サリン事件」、「イラク戦争始まる」、「 上野動物園開園」、「電卓の日」。
コブシの花が咲き始めていた。庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」の中に卒業式とコブシはセットのような話が出てきたような気がする。
お彼岸なので一応お墓参りに行ってきた。当たり前だけれど、霊園は沢山ひとがきていた。
墓参りは習慣としてしているに過ぎなくて、墓には酸化カルシウム、リン酸カルシウムなどの無機物が入っているわけで、骨壷に入っていない祖父祖母の骨に至っては酸性の雨水で溶けて土に染み込んでいるはずだし、周辺に特に霊魂なども漂っている訳でもない。
家族の記憶は、体の中にDNAと核外遺伝子としてしっかり残されていて、常に一緒に生き続けているからそれで良いと思うのだけれど、あくまでも儀式みたいなものなのだ。
高校の同級生の訃報が届いた。卒業以来55年近く会っていないので全く知らないひとといっていいだろう。
それでも同じ年のひとが亡くなると身につまされる。
名前をネットで検索していみると、大学教授だったときの仕事のことしかでてこなかった。
研究者だと科研費などの補助金を申請するためのデータベースに業績を登録するシステムがあるので、その内容しか出てこないということは仕事以外にネットにでるような活動をしていないようだ。
まあ仕事一筋で、退職後も継続して仕事をしてきたのだろうけれど、なんだか寂しい感じがした。
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