樋口広芳作、おおたぐろまり絵の「鳥博士と天才カラス」
家に帰ると文一総合出版の最新刊の「鳥博士と天才カラス」が届いていた。
樋口先生が、公園の水飲み場の水栓を嘴で開るハシボソガラスとの出会いと行動観察する過程をみせる絵本だ。
単に頭の良い天才カラスがいたということではなく、生物研究の方法をわかり易く解説する絵解きの教科書なのかもしれない。
絵も子供向けだからといってディフォルメした童画風ではなく、きちんと本物のハシボソガラスが描かれている。
小学校低学年の時に、興味あることをもっと知りたいと思って先生に教えてほしいと思っても、さらっと流されて非常に不満に思っていた。
子供向けだからと幼稚な扱いではなく、きちんとした方法を知りたがっているので、このような本が子供の時にあればと思ってしまう。
アリとダンゴムシが大好きなまごぎつねが興味を持ちそうだ。
カラスがクルミを車に轢かせて割る、線路に置き石をする、ひとを使って鳥の巣の場所を見つける、墓地から火の着いたロウソクを持っていって火事を起こす、カラスは貝をコンクリートの道に落として割る、鉄棒をつかってブランコをする、すべり台で滑って遊ぶといった面白い行動をすることが知られていて、好奇心が強く頭が良い鳥できたきつねも興味がある。
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