銚子で海鳥ウォッチング船に乗ってきた
今日は「時の記念日」、「社会教育法施行記念日」、「路面電車の日」、「歩行者天国の日」。
ひょんなことから海鳥ウォッチング船に乗ることができた。
海鳥ウォッチング船といっても専用の船があるわけでなく、銚子海洋研究所のイルカ・クジラウォッチングクルーズの船を貸し切りにしたということだ。
参加者が足りないので声がかかったということになる。
イルカ・クジラウォッチングクルーズの船のことは知っていたが、問題バードウォッチャーがトラブルを起こしてからバードウォッチャーの乗船は嫌われているというので、乗りたいと思っていたが乗ったことはなかったので、今回が初めてになる。
今回はバードウォッチング専用なので大手を振っての乗船になる。
乗船した船は「フリッパー」で総屯数15トン(定員40名)、最大速力16ノットの旅客船で、今回はこの船で沿岸25kmほどの沖にでて、潮目に集まる海鳥を探すことになる。
ちなみにフリッパーは、神栖市波崎の株式会社平山造船所で作られたということだ。
いつも海鳥を見るために乗っているフェリーや客船は、8000トンから11,000トンの大きなもので、嵐以外は大きな揺れはないけれど、フリッパーは15トンと小さいので、波があると揺れは大きかった。
銚子マリーナの横の岸壁から出航して、東へ向かった。
途中、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、クロアシアホウドリなどが見られた。
沖の潮目に海鳥が集まっているのが見えて、その場所に向かった。
船が小さく、自由に動けるので鳥のいる場所に近づくことができるし、鳥もあまり逃げないので近くで見られるのは素晴らしい。
フェリーなどに乗って見ていると、漁船のすぐ近くに海鳥が浮いているのを見ることがあって、羨ましいと思っていたが、今回はそれが実現した。
やはりクロアシアホウドリは大きくて飛ぶと迫力がある。今回は非常に近くまできて、何度も船の周りを飛んでくれた個体がいた。
クロアシアホウドリとオオミズナギドリの大きさが比較できる写真が撮れた。
一番多いオオミズナギドリ。非常に近くまで近づけたので、オオミズナギドリの鳴き声を初めて聞くことができた。
ハシボソミズナギドリは若い個体のようだ。他にハイイロミズナギドリとアカアシミズナギドリがいたけれど個体数は少なかった。
鳥山に近づいた。
オオミズナギドリが水面に飛び込んで魚を獲っているようだ。
コアホウドリは1羽だけ、それも遠かった。
ちいさな鳥が飛んでいたので写真を撮って拡大してみると、アカエリヒレアシシギだった。
今回の目的の一つアシナガウミツバメは見ることができたが、船が揺れて目を離すと分からなくなるので、見るだけになってしまった。
それにしても、船の揺れが大きいので、狙っても空とか海面ばかりで大変だった。
揺れるので体を固定するために足を突っ張っていたので疲れてしまった。
何時も陸側から海を見ているので海から見た風景を撮ってみた。
斜面を利用した外川の町並み。
犬吠埼灯台
長崎鼻の灯台
冬にはいつもうろついている銚子ポートタワーと銚子漁港
【観察した野鳥】
カルガモ、コアホウドリ、クロアシアホウドリ、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、ハイイロミズナギドリ、アカアシミズナギドリ、アシナガウミツバメ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、クロサギ、セイタカシギ、アカエリヒレアシシギ、ウミネコ、コアジサシ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ホオジロ 27種+ドバト
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コメント
このクロアシアホウは至近距離で本当にすごい!迫力あります.翼端が水面を切っているように見えます.
投稿: 俊(とし) | 2022/06/11 07:11
俊さん
ずっと翼の先が水面に入ったところを撮りたかったのでけれど、エントリークラスのカメラではなかなか難しかったのですが、今回は船の近くまで来たので上手くいきました。
投稿: きたきつね | 2022/06/11 17:30