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2022/06/14

3年ぶりに東京国立博物館と国立科学博物館

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今日は旧暦5月16日の「満月」、「五輪旗制定記念日」。

外に出てみると寒い、結局梅雨寒の一日になった。

東京国立博物館で開催中の沖縄復帰50年記念 特別展「琉球」が終盤になってきたので、見に行くことにした。

東京でのCOVID-19の東京での感染者数も減少傾向ということもあって、3年ぶりに日中に上野駅で下車することになった。

通いなれた道だけれど、なんとなく雰囲気が変わっていた。特に西洋美術館の前庭の植栽が全てなくなってしまって、全面石畳になっていた。

ロダンの彫刻は見やすくなっていたけれど、潤いのない都会になってしまった。

国立科学博物館の前には校外学習の中学生が沢山集まっていて、東京国立博物館と国立科学博物館に分かれて見学するようだった。

開館の少し前に東京国立博物館の前に着いた。COVID-19蔓延の前は、特別展というと沢山ひとが並んでいたけれど、10人ほどが並んでいるだけだった。

事前予約が必要かと思って前日に博物館のサイトを見た時に、事前予約は不要とでていたので今回の特別展はそれほど注目されていないようだとと感じていたが、そのようだった。

チケット売り場が開いてチケットを購入したけれど、3年前の特別展は1,600円だったのが、2,100円と大幅値上げになっていた。常設展示は高校生以下と70歳以上は無料なのでいいけれど、特別展の敷居が高くなってしまった。

会場の平成館に進み、会場にはいったけれどひとは少なく、やはり事前予約はいらないというのがよく分かった。でも一応、マスクを着けて90分以内でみてほしい、声を出さずに見ることが指定されていた。

会場内の撮影は「国宝 尚家宝物コーナー」だけが可能だった。

全体としては、第二次世界大戦で多くの文物が失われてしまったということもあって、琉球処分で尚家が東京に移って来た時のもの以外はあまりない印象だった。

さらに、首里城の火災による復元品などの消失も響いているようだ。

沖縄県以外のひとは沖縄の歴史や風俗について知らないひとが多いので琉球王朝と沖縄の歴史の流れがもう少し分かるようになっていればと思った。例えば、琉球王朝の人頭税に触れていても、詳細の説明はない。

そういう意味では展示としてはなんとなく中途半端で散漫だった。先史時代についても港川人などにも触れていなかった。

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撮影可能だった「国宝 尚家宝物コーナー」でいくつか撮影したものを紹介する。

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第二尚氏時代の「色絵紅葉文風炉」(那覇市博物館)

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第二尚氏時代の「黒漆葡萄螺鈿箱」(那覇市博物館)

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第二尚氏時代の「朱漆巴紋牡丹七宝繋沈金御籠飯」と「朱漆巴紋牡丹七宝繋沈金足付盆」(那覇市博物館)

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沖縄復帰50年記念でNHKの朝のテレビ小説「ちむどんどん」があるので平成館1階には撮影スポットができていた。首里城正殿のパネルの前で記念撮影もできる。

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2009年に首里城に行った時の写真があった。

特別展を見た後いつものように考古室や展示室のいくつかを回ってきた。本館2階の第10室では広重の「名所江戸百景」がずらりと並んでいたり、1階の第14室では「収蔵品でたどる日本仏像史」もさすが東博というものだったり、第11室の仏像は国宝・重文がならんでいた。

疲れていなければ、他の展示室も回りたかったけれど、頭が満杯だった。

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第14室で見た法隆寺献納宝物の「麻耶夫人および天人像」はいつ見ても良い。タイミングが良ければ法隆寺宝物館で見ることができる。

東博をでて、駅に向かう途中に国立科学博物館に寄って、先日NHKのザ・バックヤード「国立科学博物館 巨大クジラと植物の不思議」で紹介していたマッコウクジラの骨格標本の実物を見てきた。

国立科学博物館の本館に行くのも3年振りになる。科博は65歳以上無料だし年間パスポートも廉価なので、ちょっと見ができるのが嬉しい。

科博は特別展「宝石」と特別企画展「ポケモン化石博物館」が開催中だけれど、こちらは予約が一杯で、当日見るのは無理なようだった。常設展示も時間予約制だったけれど、ちょうど空きがあったので入ることができた。

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さっと地球館1階のマッコウクジラの骨格標本を見に行った。マッコウクジラは、骨格標本の半分を実大模型で覆うという新しい展示方法になっている。

2010年の「大哺乳類展」の時には、半分の実大模型でダイオウイカとの戦いを展示していたけれど、こんどは全身の実大模型になっているのがすごい。

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裏側に回ると骨格標本を見ることができる。頭の部分の脳油の部分も模型で再現されている。

科博をでて、広小路を秋葉原まで歩いていって、遅い昼食を摂ってからこれも3年ぶりにジャンク通りを通って秋月電子通商で365nmの波長の紫外線LEDとボタン電池を買って帰ってきた。

秋葉原の裏通りはCOVID-19の影響で閉店したり経営が変わったりしていた。秋葉原駅前のヤマダ電機がソフマップになっていた。秋葉原に来るようなヤマダ電機に行かないから、いつか無くなると思っていたとおりになった。

朝も帰りも事故で電車が遅れていて、乗車した勝田行きが途中で土浦行きになってしまった。

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上野駅6番線に入線してきた常盤快速。

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