山本健人:すばらしい人体 あなたの体をめぐる知的冒険
自分の体を含めある程度の知識は持っていっるつもりだけれど、やはりきちんと体全般や医療のことを正しく知りたいと思っていたので、書評を読んでいてこれは読まなくてはということで読むことにした
山本健人医師は外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医などで、基本的な体に関する知識や医学や治療に関する知識、薬の作用、健康の常識などを非常にわかりやすく説明してくれている。
医学の世界も日進月歩で知見は日々新しくなっていて、ちょっと前まで正しいといわれていたことも現在では否定されていたりしていることがあって、「傷の消毒はしない」といった意外と知らないことが多かった。
現在パンデミックの最中のCOVID-19などを始め多くの感染症の原因について分かってきたのがわずか200年くらいで、現在では完治する感染症の治療ができるようになったのもまだそれほど時間が経っていないということも分かる。
日本人は癌による死亡が高いのは、医学の進展により寿命が長くなったために癌になる人が増えたということは確かだと思う。認知症も同じかな。
一番興味を持ったのは、おならと便を識別する肛門のことだ。BS-NHKの「ヒューマニエンス」を見ていると体の部分もただの反射ではなく考えているように思えてくるのが不思議だ。
著者が、今ある手持ちの材料で理にかなった説明ができたとしても「暫定的な正解」にすぎないという締めくくりが、何事についてもいちばん大切な言葉のようだ。
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