雨引の里と彫刻2022
桜川市で開催中の「雨引の里と彫刻2022」の夫婦で行ってきた。
予報通り天気が良く、気温も高かったので非常に快適な芸術の秋になった。
「雨引の里と彫刻」は1996年から始まった野外彫刻展で、最初は定期開催だったけれど、中断の時期を挟んで今回で12回目になる。
毎回ではないけれど半分以上は見に行っているかもしれない。
今回はコロナ禍で中断していたけれど、再開となり33人の作家が参加していた。
作品は桜川市の本木地区と大曽根地区を中心に総延長13kmに展示されていた。コースは分かりやすく案内看板が設置されて迷うことなく2時間半くらいで回ることができた。
インフォメーションのある大和ふれあいセンター「シトラス」では貸し出し自転車が用意されている。
素人なのでよく分からないものがあったけれど、面白いと感じるものはあった。
國安孝昌の「筑波嶺の産土神の御座2022」は、筑波山と環境としていて、屋外彫刻らしいと思った。
八十島海斗の「ひとつまみ」は遊びの要素もあった。
臼井英之の「神様の涙」は、霧を間欠的に発生させて、木の間に張った糸に着いた水滴が太陽光で光ていた。
洞山舞の「Phase」は鉄板を溶接した箱の一部が溶けていく様子。
鈴木典生の「花舞台」は土のマウンドの上に花崗岩の花が並んでいた。
高梨裕理の「深遠の森・帰省」は板の壁に網目のように彫り込んであった。この板はこの場所に生えていた欅を利用したものだろう。
津田大介の「豊穣の巫女」は八幡神社の近くに置かれた木彫の作品。
島田忠幸の「目指せ13m」は3頭の金属製のカンガルーが跳び上がって着地する様子を表しているようだ。
作品の展示場所の交渉、搬入・設置、交通案内看板の設置、貸出用の自転車の準備、運営などすべて参加の作家さんたちが手作りで担っているということだった。
| 固定リンク
コメント