新春探鳥会
今日は「ジョン万次郎帰国の日」、「戊辰戦争開戦の日」、「元始祭」、「ひとみの日」。
今年も恒例にしている新春探鳥会に若い友達とでかけた。
那珂市の古徳沼から平野の溜、一関の溜、東海村の村松の谷津田、阿漕ヶ浦公園、久慈川河口、ひたちなか市阿字ケ浦海岸、磯崎、平磯を通り大洗町の那珂川河口、大洗海岸、大洗サンビーチ、神山干拓、茨城町の宮ケ崎の涸沼湖岸で日没を迎えるという全行程約200kmの探鳥旅行になる。
総括としては、観察種67種と昨年の63種よりも多くなった。年によっては80種近く見ることができる。
全体に種類はいても鳥の数が少なく、特にカモ類、カモメ類、アビ類が少なかった。
カモ類は、鳥インフルエンザのため、公園や湖沼で給餌を止めるようになったので、エサのある場所に集まっているのだろう。
カモメ類やアビ類は海水温度が高いために、北のエリアでとどまっているのではないだろうか。
古徳沼ではやはりカモ類が種類、数ともに少なかった。オオハクチョウの飛び立ちを見てから移動した。
一関の溜は、例年コハクチョウが見られるのだけれど、オオハクチョウも数羽と少なく、カモも少なかった。
東海村の村松の谷津田で、オオハクチョウの小群の中にオオヒシクイが1羽混じっていた。
阿漕ヶ浦公園を見てから久慈川河口に向かう途中ミヤマガラスの200羽ほどの群れを見つけた。コクマルガラスを探してみたが混じっていなかった。
久慈川河口ではカモメ類は少なく、アビ類は全く見られなかった。川の中州にウミアイサの群れがいた。砂防林の中にビンズイの群れを見てから移動。
ひたなか港から阿字ヶ浦の海岸では、アカエリカイツブリ、ミミカイツブリ、ヒメウ、ウミウがいたが数は少なかった。
磯崎海岸ではイソヒヨドリが近くで見られ、遠くにシノリガモがいた。カモメはセグロカモメが1羽しか見られなかった。
平磯海岸でもセグロカモメが1羽だけで、例年見ることのできるミユビシギがいなかった。
シノリガモが潜水を繰り返していた。
ミミカイツブリが比較的近い距離で見ることができた。
大洗海岸はカンムリカイツブリの大きな群れがいて、アビが沖に数羽見られ、スナメリも見られた。
全体に鳥が少ないので大洗漁港はパスしてサンビーチに向かった。サンビーチの海岸ではミユビシギが動き回っていた。
スコープで沖のスズガモの群れの中にクロガモやビロードキンクロをさがして、クロガモを1羽見つけて終わりかなと思ったけれど、友人がツクシガモを見つけた。
このツクシガモは、ここ数年霞ヶ浦周辺で見られている2羽のような気がする。毎年茨城県内をうろついているのではないだろうか。
涸沼の神山干拓で、スズガモの大きな群れがいて、ホオジロガモを探したが見つけられなかった。ノスリ、チュウヒなどを見ることができた。
昨年までは網掛公園でオオワシを探したけれど、飛来しなくなったのでパスして最終目的地の宮ヶ崎の涸沼前川河口が見える堤防に向かった。
ここでもカモが遠いだけでなく種類と数が少なかった。
ミサゴが魚を下げて飛んでいるのが何度も見ることができた。
オオハクチョウが鳴きながら飛んできて着水して、少しづつ数が増えてきて、塒に使っているようだ。
ここで日没を待って終了した。
【観察した野鳥】
オオヒシクイ、オオハクチョウ、ツクシガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、シノリガモ、クロガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、ウミアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリ、キジバト、アビ、ヒメウ、カワウ、ウミウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、シロチドリ、イソシギ、ミユビシギ、ハマシギ、ユリカモメ、セグロカモメ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、オオタカ、ノスリ、カワセミ、モズ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ジョウビタキ、イソヒヨドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、タヒバリ、カワラヒワ、シメ、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリン 67種+ドバト
| 固定リンク
コメント