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2024/07/20

国立民族博物館「藤戸竹喜の世界」

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藤戸竹喜(1934-2018 )は北海道美幌町の木彫り熊の職人の子として生まれ12歳で熊を彫り始め、15歳で一人前の職人となり、30歳で独立し阿寒湖畔に民芸品店とアトリエを構え、伝統的な彫りの技を継承しながら、北海道に生きる動物や先人たちの肖像彫刻と独自の世界を創造した北海道を代表する木彫家だ。

初期から晩年までの作品90点余りと収集したコレクションも展示されていた。ほとんどの作品が個人蔵のものなので、非常に貴重な機会に巡り会えたものだ。

会場入口にイクパスイに囲まれた「エカシ像クリㇺセ(弓の舞)」があった。伝統的コタンで実演のあった舞踏と同じもののようだ。

藤戸が収集した木彫りの熊のコレクションを見た後、全ての作品を見たが、時間が限られていたので詳細に見ることができなかった。

前田一歩財団所蔵の「熊と葡萄のレリーフ」は物語があるようだ。

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熊狩シリーズの熊狩の像 菊池儀之助(1970年、クルミ)

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仔犬とエカシ(1981年、クルミ)

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フクロウ祭り ヤイタンキエカシ像(1913年、クス・クルミ)

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鹿を襲う熊と狼(1978年,クルミ)

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オジロワシ(1978年,クルミ)

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親子熊(2004年,クス)

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狼と少年の物語(2017年,エンジュ)。19点で構成された彫刻による物語で、狼に育てられた少年が大人になり最後の姉狼と山に消えていく最後の場面。

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