台風7号の影響で雨と風になったけれど、気温は30℃を越えずに快適な一日。
毎日、入浴前に体重計にのるのだけれど、体重だけでなく体脂肪だとか基礎代謝などを表示する体重計で、最後に実際の年齢よりも10歳位したの想定年齢が表示される。
高度成長期を越えて日本国民の栄養状態や医療が向上して、10歳ほど老化が遅くなり、平均寿命も20年位伸びて来ていている。
それでも不死はありえなく、確実に身体は劣化し続ける。実際老人になってみるとそのことが明確に分かってくる。
先日、ネットを見ていて1970年に雑誌『週刊少年チャンピオン』に連載された手塚治虫先生のマンガ『やけっぱちのマリア』に掲載された「男の一生 女の一生」の図を見つけた。
50年以前は、若いきたきつねにとって身近にいる老人は確かにこのような印象だったような気がする。定年が55歳だった時代だ。
実際には、長谷川町子さんの漫画「サザエさん」の主人公サザエさんのお父さんの磯野波平さんは54歳だからもう図は老年期はもう少し若くなるのではないだろうか。
そのころは、公務員に定年はなかった。それは黙っていても55歳位になると働けなくなってくるから、自然に退職するからではなかったか。
大体戦前、戦後は60代は相当高齢者だったことは間違いない。
昭和16年(1941年)に発表された童謡「船頭さん」の歌詞「村の渡しの船頭さんは 今年六十のおじいさん 年は取ってもお舟をこぐときは 力いっぱいろがしなる ソレ ギッチラ ギッチラ ギッチラコ」の船頭さんは特異的に元気だったということではないだろうか。
老いて自然に死んでいったから、認知症が社会問題になることはなかったし、介護施設が大繁盛ということもなかった。
こんなことを考えるのは、そろそろ死に方を考える時期になってきたということだろうか。
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