フィルムカメラ流行ってる?
今日は「レインボーブリッジの日」、「ユースホステルの日」。
昨年くらいから、フィルムカメラが若い人たちの間で人気が出てきていて、中古カメラの価格が上昇していたり、レンズ付きフィルムの写ルンですも売れているらしい。
デジタルカメラと違い、枚数に制限のあるフィルムを使い、撮影したあと現像してみなけれなちゃんと写っているのか分からないという欠点から使われなくなったはずなのにどうして人気がでてきたのか分からない。
スマホやデジカメは電子的に作られた画像となにかの違いを求めるということだろうか。
インスタントカメラのチェキが若い人たちに受け入れられ、その延長線上にフィルムカメラがあるのだろうか。
フィルムカメラの現状での問題は、フィルムの供給が不足で価格が高騰していることのようだ。デジカメの普及でフィルムが売れなくなったので、生産を止めるメーカーもあり、生産設備や原材料の問題もあり、需要が増えても直ぐに供給ができることにならないのは当たり前だろう。
現在、35mmの36枚撮りのカラーネガフィルムは1,500円から3,000円位するようだ。フィルムの場合はさらに現像代とプリントするときにはプリント代が必要だから、
ちょっと大変だろう。ただ、現像した後はフィルムをスキャンしてデジタルデータに変換してSNSやブログで使うようで、デジカメでは撮れないような雰囲気の写真を楽しんでいるようだ。
昭和40年(1965年)に発売された国産のカラーネガフィルムの定価が420円で、その頃のコメ10kgは1,125円(公定価格)で、現在では5,000円から6,000円位と5倍位なので、ちょっと無理があるけれど、フィルムが2,000円は飛び抜けて高いとはいえないかもしれない。
この頃の大卒の国家公務員の初任給が21,000円だから、カラーネガフィルムが400〜500円は結構高かったし、白黒フィルムでも180円くらいだったから、写真を撮るのは趣味としては贅沢だった。
きたきつねはハーフサイズのカメラと親の一眼レフを使っていたけれど、カラーフィルムは使えなかった。ただ、フィルムの値段は平成までほとんど変わらなかったので、だんだん沢山使えるようになってきた。
最近のフィルムカメラの人気は、レコードやカセットテープの人気復活と同じようなアナログ回帰で続くのだろうか。
そういえば、最近何十年ぶりかでフィルムカメラの新製品が発売されたのも興味深い。
コニカ ビックmini Fは、きたきつねが最後に使っていたコンパクトフィルムカメラで、常にカバンに入れて持ち歩いていて、このシリーズを5年間隔くらいで買い替えて使っていた。
一応オートフォーカス、自動巻き上げ、日付機能など当時としては先進的なカメラだった。
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