遊び過ぎで疲れてしまった
今日は旧暦10月10日で「十日夜」、「肢体不自由児愛護の日」、「エレベーターの日」、「技能の日」、「トイレの日」。
柚子の実がなって鍋の季節になってきた。
遊び過ぎで疲れてしまったので、買い物に付き合った他は一日ブラブラしていた。
かみさんの読んでいた藤野千夜さんの小説「じい散歩 妻の反乱」を借りて一気に読んでしまった。「じい散歩」の続編らしいけれど、93歳の元建設会社社長が、脳梗塞で療養中の妻の介護、高校生の時から引き籠もりの長男、トランスジェンダーの次男、借金まみれの三男を巡る家族の日々をコロナ禍やひとつ下の妻の死を越えて96歳になるまでをえがいている。
現代の日本の社会の一部の断面を見ているようで読んでいると息苦しくなる感じがするのだけれど、主人公の新平が元気で、色々な場所を訪れて、食欲旺盛に暮らしているのが救いだった。
主人公は年齢にもかかわらず健康で、小金があって、家庭に不満や問題があっても自業自得と達観してなるようにしかならないと思っているからストレスも少なく生きて来れたのだろう。
さらに死んだ先のことは考える必要はないと気持ちを持っているということもあるのだろう。
とは言うものの、もし同じ境遇であったらと想像するときたきつねには耐えられないような気がするのは小心者だからだろか。
人生なるようにしかならないと思わなければいけないと悟るまでいけるのだろうか。
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