100番通話
今日は「カレーの日」、「飛行船の日」、「ジャズの日」。
午前中は腰のリハビリに行ってきた。がっちり施術を受けてきた。
公衆電話機のガチャを見ていたら、50年前の独身寮での出来事を思い出した。
独身寮には黒電話があって、市内電話かけるときは10円硬貨を貯金箱にいれ、市外電話をかけるときには100番通話で通話料金と利用者の名前をメモ帳に書くことになっていた。
その頃、遠隔地のガールフレンドと長電話する人が多く、一番多い人は給料の殆どを電話代にする感じだった。なんでも管内でも飛び抜けて100番通話の利用が多かったらしく、電電公社から公衆電話に替えてほしいという申し入れがあって独身寮に100円が使える黄色の公衆電話が設置された。
独身寮などに公衆電話が設置されることは電電公社で前例がなく初めてだったらしい。それだけ電話をかけたということになる。オペレーターは夜間に電話が終わるまで待機させられて音をあげたのかもしれない。
ちなみに、100番通話というのはオペレーターに相手の電話番号を伝えて、電話をかけてもらい、通話が終わった後にオペレーターから料金と時間が知らされるサービスだった。106番通話は相手が電話料金を払うコレクトコールだった。
100番、106番通話などのオペレーターを経由するサービスは2015年7月に終了しているらしく、意外と最近まで残っていたようだ。106番通話がないとお金がない人が電話をかけることはできなくなってしまったということだ。
黄色の公衆電話は昭和47年(1972年)に100円硬貨が使える公衆電話としてデビューしたのだから、新式が独身寮にきたことになる。ただし、当時の黄色の公衆電話もダイヤル式で、記憶では写真のようなプッシュ式ではなかったと思う。プッシュ式は昭和50年(1975年)9月デビュー。
黄色の公衆電話が無い頃は、公衆電話で長電話するのは大変で10円硬貨を大量に用意して硬貨の落ちる音や督促音を気にしながら硬貨を入れていたものだった。
今はスマホで一人1台の時代だから若い人にはまったく分からないだろう。
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