大洗・苫小牧航路深夜便に「さんふらわ かむい」就航
大洗・苫小牧航路の深夜便の「さんふらわ だいせつ」に代わってLNG燃料の新造船の「さんふらわ かむい」が今日から就航した。
大洗・苫小牧航路の深夜便は、海鳥観察によく利用されているので、新しい「さんふらわ かむい」が海鳥観察に適しているかどうかは非常に興味深い。
「さんふらわ かむい」の総トン数は「さんふらわ だいせつ」の1.4倍近い15,600トンと大きくなっているが、車両搭載数、乗船定員はほぼ同じになっている。
だいせつが別の航路で使われていた中古船を購入して使ってきたため、色々不都合があったものを改善しているようだ。例えば客室やユーティリティーは1フロアにまとめられ、客室は4人部屋だったカジュアルルームはなくなり全室個室となり、ペット同伴の客室も8室用意されていたりする。レストランはないのは従来通りだ、
海鳥観察で気になるのは、屋外のデッキの位置と高さで、レイアウトを見る限り屋外デッキは使えそうだ。高さはだいせつの第4甲板が20.5mで満載吃水が6.85mだったので、海面から14mくらいだった。
かむいでは、諸元を見ると2mほど高くなるようだ。写真ではもっと高い位置からみるような印象で、実際乗船してみなければ分からない。
ただ屋外デッキの位置が、船首から後ろの方になっていて船首方向が見づらいのではという懸念はある。
気になるのは運賃(PDF)で、一番安いA期間で一人往復で6,000高くなるようだ。シングルが38室になるので、時期に寄っては乗船できない可能性もあるのではないだろうか。
どちらにしても一度乗船してみる必要があるようだ。
料金的には、新造船に代わるまで「さんふらわ しれとこ」をつかうことになりそうだ。
船首は特殊な形になっている。
船尾方向
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