国立科学博物館から秋葉原
科博の特別展を見た後、日本館で気象業務150周年の企画展「地球を測る」を見ることにした。
明治時代から現在までの気象観測の歴史の展示で、非常に近い分野で仕事をしたことがあるので、内容がよく分かるので楽しかった。
明治時代の最初の天気図は観測点が少ないので非常に簡単なものだったので、天気予報は無理だっただろう。
本州と北海道の間にある津軽海峡を東西に横切る生物地理上の境界線であるブラキストン線を設定したイギリスの貿易商のブラキストンが函館で気象観測をしていたのは知らなかった。
昔の気象測器などは実際に使ったことはないけれど、機構などは知っているので懐かしかった。
スーパーコンピューター、気象衛星などの最新の機器の進化も素晴らしい。
一番興味を持ったのは気球につけるラジオゾンデで、ディスクリート部品をはんだ付けした手作り風の中央気象台第1号型ラジオゾンデとコンパクトでGPS内臓の最新のGPSラジオゾンデの落差だ。
中央気象台第1号型ラジオゾンデ
GPSラジオゾンデ
科博で毎回見ることにしているフーコーの振り子は、何度見ても良い。
科博から東京国立博物館に移動して展示室の改修が終わった第11室の仏像を見てきた。入口に東博所蔵の平安時代の金剛力士像が並んでいてなかなかの迫力だった。
室の一番奥には鎌倉時代康円作の奈良・興福寺伝来の文殊菩薩騎獅像および侍者立像(重要文化財)が展示されていた。
博物館を出てさくら通りを通って広小路にでて、久しぶりに1月に来た時は疲れ果てて行けなかった秋葉原の電気街を歩いてみた。表通りはインバウンドの観光客が多かったけれど、裏のジャンク街やラジオデパートなどは平日と言うこともあってそれほど人通りはなかった。
秋月電子が2階まで店舗を広げていたり、よく行っていた店がなくなっていたりと変化はあったし、ラジオ会館はほとんどの店がシャッターを下ろしていて寂しかった。
遅めの昼食は唐家の刀削麺。何処も同じで一番安い刀削麺が950円と値上がりしていた。他の店も見ていると最低1,000円という感じだった。
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