オオセッカの声のシャワーを浴びに
浮島湿原でオオセッカを見ていて、昔の浮島湿原ではオオセッカの個体数が多く岸に立っていると大合唱とディスプレーフライトが見られたものだった。
そういえばということで、利根川の茨城県側にオオセッカの大合唱が聞こえる場所があったことを思い出したので、行ってみることにした。
途中、コジュリンを見てからということで干拓地のアシ原に行ってみたが、声ばかりで姿は見えなかった。そういえば浮島湿原でもコジュリンがすくなくなっているし、利根川の千葉側のコジュリン公園でも非常に少なくなっているようだ。
コヨシキリも霞ヶ浦周辺では見られなくなってしまっている。
どこでもオオヨシキリがいるけれど、個体数が減っているような気がするのはボケてきたのだろうか。
利根川の堤防の駐車スペースに駐車して、歩き始めてしばらくはオオヨシキリとセッカばかりの印象だったけれど、500m位からオオセッカの声が聞こえ始めて、次第に数が増え始め、道の両側から聞こえるようになった。時折、サンカノゴイの低音の声が混じってくる。
しばらくオオセッカの声に浸かっていた。この場所はオオセッカは広い面積にいるので、見るのは難しいけれど、声ならば一番多いと思う。
トビが近くを飛んでくるので練習。
アシ原の上をチュウヒが狩りをしていた。このエリアで毎年この時期に見られているので、繁殖している?
友人からキアシシギとハマシギが沢山いるというので、行方の霞ヶ浦の湖岸線を回って帰ることにした。
情報のあった消波工の上を見ると、夏羽のトウネン、ハマシギ、キアシシギがブロックの上に200〜300羽乗っていた。Google mapsで距離を測ってみると湖岸線から200mあるので、望遠鏡がなければ識別は難しいようだ。
これまでもいろいろなシギが休んでいる場所だったので、写真を撮っていたが、岸から離れているので望遠ズームにテレコンを付けていたけれど、なんだかはっきりしない画像しか撮れなかったので、今夏はテレコンを外して撮ってみたところ、スコープで見るより劣るけれど拡大しても比較的分かる写真が撮れた。
それにしてもこれだけの数のトウネン、ハマシギ、キアシシギがどこで採餌しているのだろう。行方のこのエリアには蓮田は少ないので、水田を使っているのだろうか。
湖岸線を移動中に岸の消波ブロックにキョウジョシギが乗っていた。
霞ヶ浦大橋を通ってかすみがうら市に入ってから水田を見ていたところ、ムナグロの群れがいた。
土浦の干上がった蓮田にいたバンの群れの中にヒクイナがいた。この場所ではよく鳴き声が聞こえていたが姿を見たのは初めて。
【観察した野鳥】
キジ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キジバト、カワウ、サンカノゴイ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ヒクイナ、バン、オオバン、ムナグロ、コチドリ、セイタカシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギ、ミサゴ、トビ、チュウヒ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオセッカ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、コジュリン 46種+ドバト
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