蒲谷鶴彦さんのDVD
今日は「元号の日」、「理化学研究所創設の日」、「桜桃忌」。
太平洋高気圧が張り出してきて梅雨前線が消滅して4日連続で真夏日だった。
こんな日に老人が野外で活動するのは危険なので、在宅ワーク。
部屋を片付けていたら、随分昔に貰った野生生物録音家の蒲谷鶴彦さんのDVD「日本でいちばん鳥を聴いた男 蒲谷鶴彦さんがいく」がでてきたので久しぶりに見た。
蒲谷さんは2007年に亡くなったので、2008年に蒲谷さんを顕彰する意味で作られたDVDで、塚本洋三さんのバード・フォト・アーカイブスが発行元になっている。
蒲谷さんとは、1997年4月26日に筑波山にソウシチョウの声の録音に来られた時に、職場の野鳥の会で講演していただいた時に直接お会いしている。
録音機材が今のうようにコンパクトで高性能な録音機がない時代に、手作りの重量30kgにもなる録音機を山に運んで録音されたことや、声のブッポウソウのコノハズクの声を録音された頃の苦労話を聞かせてもらった。
文化放送の日曜日の早朝に放送している「朝の野鳥」の1953年5月から2006年6月まで蒲谷さんが担当されていた。今、きたきつねのスマホに入っている鳥の声は蒲谷さんの「日本野鳥大鑑」(絶版)を取り込んだものだ。
今は、世界の鳥の声のアーカイブxeno-cantoがあって、スマホで色々な国、環境、ステージの鳥の声を聞くことができるけれど、以前は蒲谷さんの音源しかなかったといってもいいだろう。
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