東京都写真美術館:被爆80年企画展「ヒロシマ1945」
かみさんと一緒に恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館で始まった被爆80年企画展「ヒロシマ1945」を見に行ってきた。
東京都写真美術館には2019年9月に島田忠さんの写真展を見に行った以来なので5年ぶりになる。
開館して早い時間だったので、空いていたけれど、見ているうちにどんどん人が増えてきて、外国人も数組来ていた。
広島に原爆が落とされた直後から撮影された写真の数々はモノクロだけれども、非常に貴重な証拠を提示していた。
画像の持つ情報量の多さで、見た瞬間に原爆の悲惨な状況が理解できた。
原爆の巨大な破壊力で街を破壊するだけでなく、多くの人々の命を奪い、後々まで放射線障害を残す、人類が使ってはいけない非常に悲惨な兵器だということが分かる。
戦時中は政府が情報を統制しただけでなく、写真資料を没収、廃棄しようとしたり、敗戦後はアメリカがやはり報道管制と写真資料の没収を行っていたりしたので、現在残されている写真資料は撮影者が秘匿したものが多く、悲惨な事実を残さなければ行けないという撮影者の強い意思がなければ、現在このような写真資料に接することができなかっただろうと思うと感謝しかない。
今回は写真撮影は可で、条件として1点だけを撮影するのは避けて欲しいということだった。確かにあまりにも悲惨な状況の写真もあるので、配慮は必要だと思う。
全体は3部構成で、「きのこ雲の下で〜8月6日の記録〜」、「焦土の街 人間の悲惨〜あの日から1カ月〜」、「遠い再建 占領下の苦悩〜1945年末まで」でそれぞれサブテーマでまとめられていた。
恵比寿駅前にゑびす像があった。
日比谷線だったので帰りに仲御徒町に寄って昔よく行っていた「多慶屋」に寄ってみたが猥雑さがない普通のディスカウントストアになっていてあまりにも変わっていてびっくりしてしまった。
久しぶりなのでアメ横を通って上野駅までいって常磐線で帰ってきた。
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