有隣堂しか知らない世界
今日は「ソフトクリームの日」、「通天閣開業記念日」、「波の日」。
今朝の朝日新聞の天声人語は参議院選挙に絡めて、「参議院の独自性」をテーマに数え年と満年齢についてから書き始めていた。
数え年と満年齢については先週ごちゃごちゃと書いたところだったので読み始めた。
戦後の参議院から「年齢のとなえ方に関する法律」 が発議され満年齢を使うようになって、その法案の国会での説明が作家で参議院議員の山本有三というのを見てびっくりした。
というのは、昨夜滅多に見ないYoutubeで有隣堂しか知らない世界345の「【ふりがなって必要?】ルビの世界」を見ていたらそこにも山本有三がでてきたからだ。
出演した一般財団法人 ルビ財団の創設者松本大氏が戦前までは日本の出版物は漢字にルビが振られているのは普通だったのだけれど、戦後なぜルビが振られなくなったかを説明していた。
理由としてGHQが1,026字の教育漢字で出版物を作りなさいとしてルビを振るなと推奨した、それに便乗したルビが嫌いな山本有三がルビをなくす社会運動をした、戦後出版社は人で不足で活版の組版でルビを組むのは大変ということが重なってルビが振られなくなったということだ。
ルビがあることで、昔から誰でも難しい漢字を読むことができるようになっていたし、ルビがあるから漢字の意味を辞書で調べることができたけれど、教育漢字になっても範囲を越える漢字がたくさん使われるから若い人は本を読まなくなっているという。
確かに、きたきつねが子供の頃、家にあった日本文学全集や世界文学全集は旧漢字、総ルビの古いものだった。それを読んでいたので難しい漢字を読めるようになったので、今にして思えばルビの力が大きかったのだ。
安倍晋三や麻生太郎もルビがあれば馬鹿にされずにすんだのに。
今の出版は、コンピュータで製版印刷するのだから、ルビを振ることは難しいことではないから、ルビ財団はルビの普及を進めているということだ。
山本有三が国会で法律の発議の理由を満年齢にすると数え年より年齢が減るので「若くなったような気がいたしまして国民の心がなんたなく明るくなったようなきがする」と説明したらしい。ルビを嫌いな理由も日本語はきれいな文章なのにルビという小さな虫のようなものがついていると汚くて困るといったようなことを主張したようだ。
「有隣堂しか知らない世界」で文房具を扱った回はつまらないけれど、今回のように非常に興味深いものもあるので、注意しておかなければいけないようだ。
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