2023/09/08

ハルシネーション

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今日は二十四節気の「白露」、七十二候の「草露白し」、「サンフランシスコ平和条約調印記念日」、「サンフランシスコ平和条約調印記念日」、「国際識字デー」。

愛知県沖でゆっくり進んでいる台風13号の影響で関東は大雨になった。

雨が弱くなった頃を見計らって市長選挙の期日前投票に行ってきた。

帰ろうとすると風雨が強くなっていて、ほうほうの体で車に戻り帰ってきた。

生成型のAI(人工知能)のChatGPTが登場してから色々な場面で使われそうになっていているけれど、元々ChatGPTは次に来るのが確からしい単語を統計的に出力するので、その出力が統計的に合っていてもっともらしくても正しいという保証はない。

生成型のAIが事実に基づかない出力を生成する現象をハルシネーションというらしい。

ハルシネーションというのは「幻覚」とか「幻影」という意味の言葉なのだけれど、AIでは元となる情報が正しいか間違っているかに関係なく生成型のAI が幻覚をみているように回答を出力してしまうからということだ。

現在は、身の回りの装置や機器にAIが搭載されているけれど、それらは生成型のAIと違い目的と基本となる情報が明確で、かつ規則や制限があるので、ハルシネーションは起こすことはない。

生成型のAIは、社会的な常識を理解している訳ではないので、ファクトチェックをしなければ知識や常識の蓄積が少ないひとが利用すると非常に危険なことが起こりうる可能性があるということになる。

ハルシネーションをどう見つけて、使えるようにするのは自動でできるのだろうか。

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2023/08/08

国立科学博物館の窮地

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昨日国立科学博物館が標本・資料の収集・保管のための費用が、昨今のコロナ禍や光熱費、原材料費の高騰によって、資金的に大きな危機に晒されているということで1億円を目標とするクラウドファンディングを初めた。

開始後直ぐに1億円を達成し、1日で4億円を超えていて、11月5日まで続けるという。

国立科学博物館は国立の名称がついているけれど1999年に国の直轄機関から独立行政法人としなっていて、国からの運営費交付金で運営されてるけれど、交付金が年々減額される実態がある。

そのため、物価やエネルギー価格の高騰などがあれば対応できなくなるという悲惨な状況がある。

役に立たないアベノマスクに543億円も浪費していながら、博物館の重要な役割である標本・資料の収集・保管のための1億円をクラウドファンディングに頼らなければならないという残念な状況に置かれていることが非常に大きな問題ではないだろうか。

ミサイル防衛システムのPAC3に使われるパトリオット・ミサイル1基5億円でお釣りが来るだろう。

日本はここ30年急速に教育、学術に関する予算を減らしてきているだけでなく、その方向性まで即成果の出るものにシフトさせてきた。その結果がこのようなところに出てきているということだ。

科学を即見える成果がでないと軽視し、直ぐ実用化できる技術を重視するという近視眼的な無知蒙昧な政治家と役人が跋扈した結果だろう。

日本の高度成長を支えたのは、多様な科学の研究がベースにあったからで、ノーベル賞もその中から生まれてきていて、短期間にいくら金をつぎ込んでもできることではない。

促成の土台のない建物をいくら作っても、廃墟になるだけだろう。

博物館は、見世物などではなく多様な標本や資料を収集保存して、研究し、未来に引き継ぐ大切な役割を持った場所でもあることは、欧米が巨大な博物館を持っていることからも分かるだろう。

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2023/08/06

局地的な雨雲

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湖岸線を走っていると前方に雲の下に雨が降っているのが見えた。

雨雲レーダーを見ると見ている雨雲が確認できた。

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2023/07/25

猛暑の中国立科学博物館と動物園を巡ってきた

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今日は「味の素の日」、「日本住宅公団発足の日」、「体外受精の日」、「かき氷の日」。

最高気温が体温を超えてしまう猛暑日だった。

猛暑の中、朝から夏休みのまごぎつねと上野の国立科学博物館と動物園に行ってきた。

最初に、国立科学博物館では開催中の特別展「海ー生命のみなもと」を見に行ってみた。

今回の特別展はこれまでの海に関する中では一番つまらなかった。

SNSのレビューは見ていないけれど、予約が当日の朝でも簡単にとれたので意外に思っていたけれど、実際に会場内がガラガラだった。

ストーリーが良く分からないというか、なにか一本筋が通っていない印象だった。

これだったら「へんなもんみっけ」のかなでやまの森博物館の展示のほうが面白そうだ。

科博の地球館や茨城県自然博物館の常設展で十分のような気がする。

特に深海の部分は、NHKスペシャルのディープオーシャンと同じだったし、JAMSTECに完全におんぶという印象だ。

消化不良のまま「シアター36○」で台湾から与那国島まで丸木舟で渡った「3万年前の大航海-ホモ・サピエンス日本上陸- 」の映像を見て、日本館の企画展「日本の哺乳類学の軌跡」を見てから、動物園に向かった。

この企画展の方が科博らしい展示になっていた。

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2023/07/24

ドラマの黒電話

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ちょっと油断していたら、南風が強くなって猛暑日が戻ってきてしまった。

日照時間が14時間を超えていて、晴れた空を見上げると月齢7日の月がでていた。

夏休みが始まってしまい、毎日ではないけれどまごぎつねが来ることになっているので、少し忙しくなりそうだ。

7月13日から始まったテレビ朝日のドラマ「ハヤブサ消防団」は、駆け出しのミステリ作家が父の故郷、山間の“ハヤブサ地区”に移住して、地元の生活に溶け込み消防団に加入して放火事件の犯人探しをする話なのだけれど、20日放送の第2話に黒電話が出てきた。

スマホしか知らない主人公が黒電話の受話器を取ってダイヤルを回して架電することを知らないというエピソードがでてきた。

黒電話は「ダイヤル回線の加入電話」と「ひかり電話」の音声通話で使うことができるので特に問題がないのだけれど、通信手段のここ30年の変化は大きいなと思った。

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2023/07/19

早良 朋:へんなものみっけ! (9)

地方都市の博物館を舞台に、博物館でのいろいろな出来事を題材にしたコミックで、今回はハリオアマツバメ、レプリカ、隕石、生き物に関するフェス、ザトウクジラの鼻水採取が取り上げられている。

きたきつねは、博物館の展示品のレプリカを作る職人の話「レプリカの北斎」が気に入った。

先日、Amazon prime Videoでアメリカの博物館のレプリカを作る会社の制作現場のドキュメンタリーMUSEUM MEN」を見ていて、やってみたいなと思っていたので面白かった。

ザトウクジラの鼻水の採取では今年の3月にNHKのダーウインが来たで紹介された国立科学博物館・田島木綿子研究主幹が三宅島でドローンを使ってザトウクジラの鼻水を採取した話題を取り上げている。

奏山市のかなでやまの森博物館は、地方都市の博物館としては国立科学博物館を匹敵するような規模と陣容の体制の博物館になっていて、こんな博物館が各地にあればいいのにとおもってしまう。

次号が楽しみだ。

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2023/05/26

今日の飛びもの 海上自衛隊の哨戒ヘリコプターMitsubishi SH-60K(8462)

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伊豆大島沖で海上自衛隊の哨戒ヘリコプターMitsubishi SH-60K(8462)が救難訓練をしていた。

ホバリングしながら、何度も釣り上げ用のサイバースリングを上げ下げしていた。

 

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2023/03/28

茨城県自然博物館の企画展「いのちの色」を見てきた

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今日は「スリーマイルデー」、「シルクロードの日」。

朝から冷たい雨で最高気温が夕方に出たので日中は10℃を超えない肌寒い一日。

まごぎつねと茨城県自然博物館の企画展「いのちの色-世界をいろどる生きものたち-」を見に行ってきた。

生きものの色の仕組みや働き、染色や絶滅した生物の色などについて予想以上に充実した展示だった。

里山散歩に毎週出かけていて、自然の中のいろいろな色彩に触れているので、復習も兼ねて見て回ることができた。

エントランスには色の綺麗な変形菌、鳥、エビ、木が並んでいた。

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2023/02/07

市民ギャラリーで土浦市立博物館の移動展

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そういえば土浦市立博物館が大改修工事中で来年1月まで休館していて、その代わり土浦駅の横の市民ギャラリーで移動展をしているのを思い出したので、帰り道なのでこちらも寄ってみた。

展示ギャラリー1では小学校校外学習のための参考展示「デザインとしてみる『むかしの道具』」、展示ギャラリー2は土浦市立博物館とはたおりの会、綿の実の共催展示「時代を紡ぐーはたおり伝承活動30年」が開催されていた。

昔の道具は、各地の民俗資料館などで良く展示されている古い道具類の展示で、今の小学生にとって昭和の時代に使われたものは明治時代か江戸時代のものという感じがするのだろう。

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石岡市立ふるさと歴史館の企画展「底だけ展」

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今朝の朝日新聞の茨城面に石岡市立ふるさと歴史館の新しい学芸員が石岡市内の縄文遺跡の出土の土器の底をシリコンで型を取って、圧痕を分析した結果をみせる企画展「底だけ展」を開催しているというので寄り道して見てきた。

土器の底を見る機会はないし、底に残された圧痕については、ゴミや植物種子や虫などだと思っていたから、植物を編んだ敷物の跡があって、それらの編み方がわかるというのは新鮮だった。

会場が狭いので展示物が限られているけれど、実物、圧痕のシリコン型、敷物の編み方の実物を比較できるようになっていて理解しやすかった。

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