2024/07/20

国立民族博物館「藤戸竹喜の世界」

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藤戸竹喜(1934-2018 )は北海道美幌町の木彫り熊の職人の子として生まれ12歳で熊を彫り始め、15歳で一人前の職人となり、30歳で独立し阿寒湖畔に民芸品店とアトリエを構え、伝統的な彫りの技を継承しながら、北海道に生きる動物や先人たちの肖像彫刻と独自の世界を創造した北海道を代表する木彫家だ。

初期から晩年までの作品90点余りと収集したコレクションも展示されていた。ほとんどの作品が個人蔵のものなので、非常に貴重な機会に巡り会えたものだ。

会場入口にイクパスイに囲まれた「エカシ像クリㇺセ(弓の舞)」があった。伝統的コタンで実演のあった舞踏と同じもののようだ。

藤戸が収集した木彫りの熊のコレクションを見た後、全ての作品を見たが、時間が限られていたので詳細に見ることができなかった。

前田一歩財団所蔵の「熊と葡萄のレリーフ」は物語があるようだ。

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2024/04/24

矢部 太郎:プレゼントでできている

20240424_5 「プレゼントでできている」は矢部太郎の3年ぶりのコミックエッセイで、週刊新潮に2023年1月から6月まで連載された「プレゼントと僕」をコミックスにしたものだ。

前作の「大家さんと僕」、「大家さんと僕 これから」などとと同じように、下手なのか上手いのか分からないほんわかとしたキャラクターがまったく疑うことなく暮らし、仕事をし、何かをもらうことがが描かれている。

色々なものや言葉をもらう主人公は、なにかをもらうことは、きっと、何かをあげることにつながっていくことだと思うったのだろう。

心が汚くなってしまったきたきつねはもう過去に後戻りできないけれど、作者から何かをもらったので、どこかで何かを誰かにあげようと思う。

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2024/03/14

アニメ「百姓貴族」

20240314_1 正月に帰省したこぎつねがこれ面白いよとおいていったのが「百姓貴族」DVDで、すぐに見たのだけれどブログに書かなければと思いながら、延び延びになってしまった。

きたきつねは一時農業問題について関心を持っていたので、DVDの内容以上のことを知っているけれど、折角こぎつねが持ってきたので見てみた。

「百姓貴族」は、「鋼の錬金術師」や「銀の匙」などで知られる漫画家の荒川弘さんが7年間、北海道の実家で農業に従事していた実体験をもとに日本の酪農や畑作農業の現実をコミカルに描いた月刊漫画雑誌に連載中エッセイ漫画をアニメ化したものだ。

さすがに農業現場にいたのでポイントを掴んでいて、北海道の酪農と畑作農業の実情が分かりやすく描いている。

アニメはTOKYO MX・BS朝日で放送されたもので、アニメ化第2期の制作が決定しているようだ。

DVDを買わなくてもYoutube TOKYO MXで無料で見ることができる。

このアニメとは関係ないのだけれど、酪農経験者といえば1月に発表された第170回直木賞受賞の河﨑秋子さんも酪農に従事し羊を飼育していた。

荒川さんは十勝地方の畑作酪農(畑酪)地帯の出身で、河﨑さんは根釧地方の草地酪農地帯の出身で、同じ酪農でも性格が違っていて作品にその雰囲気が出ているのかなとふと思った。

生業が性格いつながるというのは、実際は関係ないのかもしれないけれど、きたきつねの思いつき。

河﨑さんは集英社の月刊誌「青春と読書」に直木賞受賞前の昨年の9月から「父が牛飼いになった理由(わけ)」を連載し始めていて、家族の足跡を歴史を綴っている。

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2023/11/25

里山散歩はお休み

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今日は「女性に対する暴力廃絶のための国際デー」、「ハイビジョンの日」、「OLの日」

朝起きると近くの畑に放射冷却で霜が降りていた。

タヌキやノウサギの足跡がついていて、畑の奥の薮から夜中に様子を見に来ているようだ。

昨日よりも最高気温が9℃下がって、寒い一日。

腰の調子が悪く久しぶりに里山散歩はお休みにした。

同年代の作家の伊集院静さんが亡くなったのでショックだ。

肝内胆管ガンで10月に診断されてたというけれど、相当長い期間闘病していたのではないだろうか。

肝内胆管ガンはきたきつねの母や伯母が苦しんだ病気で、ガンが大きくなると胆管が閉塞して黄疸が出るので発見できるので、診断が出てから1ヶ月でというのはおかしいと思う。

手術しても肝内のガンなので、肝臓に転移した場合は、腹水が溜まり非常に苦しむことになる。

きたきつねも母や伯母と体質が似ているので、昔から注意しているけれど、今のところは大丈夫のようだ。

誕生日が近いのでまとめてバースデーパーティーをすることに、大勢が集まって賑やかだった。

きたきつねは静かにしていたので、手伝いはせずにごちそうだけを食べるという幸せ。

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2023/06/13

弘兼憲史:死ぬまで上機嫌。

同じ団塊の世代の漫画家弘兼憲史さんが書いた終活についての本があったので読んでみた。

弘兼さんは、ビッグコミックオリジナルで連載『人間交差点』やビックコミックで連載中の「黄昏流星群」を読んでいて共感できることが多かったけれど、この本の死生観や宗教観が非常に似ていてびっくりした。

サラリーマンを対象としているので、微妙な違いがあるけれど、きたきつねが考えて実践していることとほぼ同じことが書かれていて安心した。

ひとは死ぬ予定が決まっていないので、いつ死んでもいいように、周りに気兼ねとか遠慮とか考えずに、覚悟を持って人として醜くないようにしながら自分の思うままに暮らしていくことなのだろう。

そうして、死んだ先は、ゴミとして捨てられても、大仰な葬儀が行われても自分はあずかり知らないことだから、何も考える必要はないだろう。

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2022/10/08

「鳥博士と天才カラス」の原画展

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5月末に紹介した樋口広芳作、おおたぐろまり絵の「鳥博士と天才カラス」の原画展が、つくば市の「えほんや なずな」で始まったので見に行ってきた。

今日は絵を書かれたおおたぐろまりさんが書店に来ていたので、話ができた。

昨夜はYoutubeのえほんやなずなチャンネルで絵本の題材になった天才カラスが水栓を開けて水を飲むビデオとおおたぐろさんと編集者の高野さんが絵本制作の裏話やカラスの生態映像や画像を紹介する「天才カラスを探せ!」を視聴していたので、原画を見る印象が違った。

印刷した絵本よりもやはり原画のほうが美しい。色や細かな描き込みは印刷で再現するのはなかなか難しいようだ。

原画だけでなく、書店のスタッフさんともお話ができたし、絵本の「押し読み」を体験したり、友達の友達だったりとつながりがあったりと楽しかった。

「押し読み」というのは、買う前に絵本をスタッフさんが読み聞かせをしてもらえるという大サービスのことだった。

もちろん「鳥博士と天才カラス」は「えほんや なずな」で買うことができる。

帰りに、おおたぐろさんからすごいプレゼントをもらうことができたので、でかけてとってもよかった!

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2022/07/08

ブルーベリーの初収穫

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今日は「那覇の日」、「ナンパの日」、「質屋の日」。

庭のブルーベリーが熟し始めた。今年の初収穫。

午前中に散歩を兼ねて、参議院選挙の期日前投票にいってきた。

最低の総理大臣だった安倍晋三が凶弾に倒れた。それにしても、手作りの銃で至近距離で背後から撃たれたということは警護体制はどうなっていたんだろう。

憲法を無視し、日本経済や国民生活を破壊し、汚職にまみれた悪行三昧を、国民の前に懺悔し、法律で裁かれる必要はあったのに、逆恨みで殺されるのは違うと思う。

これで、自民党の中の日本を戦前の社会に戻そうという勢力が衰えて欲しいものだ。

それよりも 衆議院山口4区では補欠選挙で弔い合戦と称してまさかであるけれど安倍昭恵がでてくることがあれば、山口県民の鼎の軽重を問わなければならない。

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2021/10/11

「里山のいきもの」のガチャ

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今日は「体育の日」、「鉄道安全確認の日」、「『リンゴの唄』の日」。

里山のいきもの」のガチャがあったので、いつものように一度回したところ、動物は10種類あるので、確率1/10になるけれどちゃんと狐がでた。

この調子でハローウィンジャンボが当たるといいけれど・・・・・。

最近、疲れやすいのと腰の調子が良くないので、休養日。

柳家小三治師匠が心不全で亡くなった。81歳合掌。色々な持病をかかえてらしたのはNHKのドキュメンタリーで知っていたけれど、高座に上る前まで辛そうなのに高座に上がると何もないように口演されていた。

きたきつねは、地方で暮らしていたのでラジオやテープ、CDで聞くしかなかったけれど、子供の頃から落語が好きで、色々な噺家と演目を聞いてきた。

小三治師匠は、志ん朝師匠のような花はなく、ぶっきらぼうだけれど滑稽味のある話で好きだった。

きたきつねが若い頃に活躍していた人々が次々と亡くなっていて、最近は訃報を書かないようにしているけれど、小三治師匠には反応しないわけにいかないだろう。

昭和52年頃筑波研究学園都市は何も無いところだったので、定期的に筑波大学の会館で映画会や落語会が無料で開催されていて、小さん師匠や圓楽師匠などの高座を見たことを思い出した。

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2020/06/01

ウツギの花が満開

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今日は「気象記念日」、「写真の日」、「万国郵便連合再加盟記念日」、「電波の日」、「ねじの日」、「NHK国際放送記念日」。

ウツギの花が満開。

漫画「浮浪雲」の作者のジョージ秋山さんが5月12日に亡くなっていた。77歳。合掌。

浮浪雲は、ビックコミックオリジナルに1973年から2017年まで連載されていて、リアルタイムに読んできたので、友達が亡くなったような気がする。

昨日まで忙しかったので、完全休養日。

水餃子を作ることにした。二人分なので簡単にできた。

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2020/05/06

雨ニモ負ケてしまった宮沢賢治

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昨年11月に、茨城県自然博物館の企画展「宮沢賢治」を見てから、宮沢賢治の著作をいくつか読み直してみた。

久ぶりに読んでみると子供の頃と随分違った印象だった。どの著作も非常に分かりにくいもので、子供の頃どのように理解したのだろう不思議だ。

宮沢賢治が童話作家で詩人といわれているけれど、それは死後のことで、生前に出版された作品は自費出版の二冊のみ。

生前評価されず、37歳で没後評価されたのは、原稿の出版や全集の編纂など弟清六氏の尽力が大きかったようだ。まるでゴッホと弟のテオの関係のようだ。

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