2018/04/02

鈴木理生「江戸の町は骨だらけ」

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集英社の読書情報誌の「青春と読書」で椎名誠の「椎名誠のエンディングノートをめぐる旅」が連載されている。鉄人椎名誠も73歳になってそろそろ終活を考え始めたようだ。

4月号は「遺骸と地獄好き」で、葬送の方法から仏教の修行の九相観に至り、江戸時代以前は人が集まるところでは、谷や沼沢地など荒れ地に人が捨てられたりした場所の地名などについて鈴木理生「江戸の町は骨だらけ」が引用されていた。

「江戸の町は骨だらけ」が気になったので、読んでみたが非常に面白かった。徳川家康が江戸に入る前から、台地部の縁などに人が捨てられたり、寺に埋葬されていて、江戸の城の構築や武家地の拡大によって、埋葬地が飲み込まれ、移転が追いつかなかったらしい。

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2018/02/25

「ビックコミック」が創刊50週年

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今日は「夕刊紙の日」、「箱根用水貫通の日」。

昨日は夜に熱が出て辛かったので、とうとうインフルエンザが来たかと思ったけれど、朝には熱が下がった。

まごぎつねがB型インフルエンザで休んでいて、何時間か子守に行っていたので心配していた。90歳のグランマにうつしては大変だから良かった。

小学館のコミック雑誌「ビックコミック」が創刊50週年で記念特集号と創刊号の復刻版のセットが売っていた。

きたきつねが高校卒業の年に創刊で、それからずっと購読してきたので創刊号は非常に懐かしい。

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2018/02/19

新 日本の探鳥地 首都圏編

新しい探鳥地ガイド「新・日本の探鳥地 首都圏編」が文一総合出版から昨年発刊された。

地元であれば探鳥地ガイドは必要ないけれど、新しい場所へ行こうと思った時には便利だし、バードウォッチングを始めたばかりの人にも必要だろう。

これまで、1977年に「野鳥を見に行きませんか―全国探鳥地案内」(日本野鳥の会)、「」1984年に「日本の探鳥地777 : バードウォッチング・ガイド 1:北海道・東北編 2 : 関東・中部編  3 近畿以西編」(日本野鳥の会)、1991年に「日本の探鳥地 東日本編 西日本編」(日本野鳥の会)、2004年-2005年に「決定版日本の探鳥地 北海道編 東北編 首都圏編  関東・甲信越・北陸編 東海・西日本編 九州・沖縄編 」などが発行されている。

探鳥地は、変化の無い場所もあるけれど、地震、津波、洪水や工事などで環境の変化して探鳥地ではなくなったり、交通条件の変化があったり、新たに探鳥地ができたりなど変化してしまうので、古い探鳥地ガイドで対応できなくなっている場合もある。

定期的に探鳥地ガイドを改訂して欲しいと思っていたけれど、10年以上新しい探鳥地ガイドが出ていなかった。

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2018/02/08

谷口ジロー「父の暦」

昨年の2月11日に亡くなった漫画家の谷口ジローさんの 「父の暦」を読み終わった。

長い年月故郷に帰らずにいた主人公が父親の葬儀のために故郷に帰り、自分の知らない父の実像に接して、ずっと感じていたわだかまりが、自分が勝手に思ってきたことに気づき、心が解放されていく変化をうまく描いている。

父と息子の心のスレ違いというのは永遠のテーマで、読んでいるうちに自分と父の関係を振り返ることになり、涙が溢れてしまった。

特に、谷口ジローさんとは二歳しか違わず、物語は戦後の混乱期から、高度成長期と同時代を過ごしてきていて、非常に共感する部分が多かった。

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2017/11/26

とりのなん子「とりぱん 22」

とりのなん子さんの野鳥を中心とした自然観察漫画の最新刊「とりぱん 22」 が届いた。

コミック版がコンスタントに年2回のペースで発行されていて、安定した読者を獲得しているのだろう。

作者の自然を観察する目がしっかりしてきたので、面白いエピソードを発見することができるようになっているのがよく分かる。

擬人化は許すとして、きたきつねとしては鳥の絵のプロポーションがちょっと違う時があるのは残念なところだ。

でも見ていて楽しいコミックだから良いと思う。

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2017/11/25

最新版の「フィールド図鑑 日本の野鳥」が届いた

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我孫子で今月の始めに開催されたJBFの会場の文一総合出版のテントで予約しておいたフィールド図鑑 日本の野鳥が、12月1日の発売日前に届いた。

イラストは水谷高英さんが657種を全て描き下ろしで、解説は叶内拓哉さんが書いている。長い間、イラストの図鑑が出ていなかったので待望の一冊になる。

日本野鳥の会の「フィールドガイド日本の野鳥」は増補改訂新版がでたけれど、高野さんのイラストは完全に時代遅れになってしまっていて、谷口高司さんの手直しだけではどうにもならなくなってきている。

以前から谷口高司さんの図鑑がでるというので買わずに、古い鳥類保護連盟の「鳥630図鑑」で我慢していた。

どうも谷口高司さんの図鑑の発行を10年以上前から待っていたけれど、出版が難しくなっているようなので、我慢できなくなってしまった。

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2017/10/08

盛口 満「身近な自然の観察図鑑」

随分昔、アウトドア雑誌のBEPALに「カマゲッチョ先生のフィールドノート」を連載していた自由の森学園の理科教師の盛口満さんが沖縄大学の教授になっていたのは知らなかった。

生き物への視線が優しく、測量野帳のスケッチブックに描いた観察した生き物のスケッチが気に入っていた。

きたきつねの野鳥用のフィールドノートは測量用野帳のレベルを使っていたのを、スケッチブックに切り替えたのはこの連載の影響が大きい。

書店の本棚で盛口満の名前を見つけて非常に懐かしかったので、「身近な自然の観察図鑑」を買ってきた。

自然観察のための図鑑だと思っていたけれど、図鑑というよりも自然観察をしたいと思っているひとのためのガイドブックの色合いが強いようだ。相変わらず絵が上手い。

四季の植物や昆虫などを漫然とみて綺麗だけで済まさずに、身近な自然をちょっと科学的な視点で自然観察をするともっと楽しくなることを教えてくれる本に仕上がっている。

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2017/09/14

鳥・ストーリー

とりぱんに続いて野鳥をテーマにした漫画がでてきた。

よはきて・エウという北海道出身の漫画家が、鳥好きのおくさんと東京から北海道にJターンして描き下ろしたのが「鳥・ストーリー 〜鳥漫画家とその妻が北海道で鳥ざんまい!〜」になる。

北海道に移住する経緯とバードウォッチングを扱っている。

きたきつねには物足りない部分もあるけれど、北海道の魅力と野鳥について知りたいというには良いと思う。

偶然、今日の深夜NHKで全国放送された北海道中ひざくりげ「南こうせつが奏でる天売島希望の歌いつまでも」の天売島でのバードウォッチングもでているので懐かしい。

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2017/08/21

銀の匙 Silver Spoon 14

二年二ヶ月振りに「銀の匙 Silver Spoon 14」が発行された。

家族の介護などで、少年サンデーの連載の休載と再開を繰り返して何とか14巻の発行になったようだ。

漫画を通して現在の農業高校についての明るい話題を提供してくれている。

地域によって農業高校や農業大学校などは偏差値の輪切りのなかで大変なところもあるようだけれど、農業が元気な地域では頑張っているところも多いようだ。

目標もなく農業高校に入学した八軒少年が3年間の高校生活で、目標を見つけ、仲間を得て、起業して、恋人を見つけ、ひょんなことから畜産大学を受験するという成長の軌跡が見ていて楽しい。

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2017/07/31

科学系コミック「へんなものみっけ! 1」

「へんなものみっけ! 1 (ビッグコミックス)」という変なコミックを見つけてしまった。月刊スピリッツに連載中の科学系コミックというのは知らなかった。

市立博物館に市役所から出向してきた総務系の職員が、ユニークな学芸員達にいろいろなことに巻き込まれながら、博物学に興味を深めていくという内容だ。

作者が動物系の大学を出ていて、調査もしていたので動物の描写がきちんとしていると思う。

博物館の裏側を見せるコミックだけれど、普通はユニークな学芸員の視点になるところを、素人の視点にすることで、博物館にも馴染みのない読者にも興味を持ってもらえるのだろう。

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