2018/12/29

とりのなん子「とりぱん 24」

7月と12月の年間2巻の発行が恒例になったとりのなん子さんの「とりぱん」の24巻目が発売になった。

野鳥を中心とした自然に触れ合うエッセイ漫画というジャンルになるのだろう。舞台となっている岩手県は雪が降るので四季がハッキリしていて自然も変化があって、テーマが沢山あるようだ。

それと自然は毎年同じことの繰り返しのようだけれど、興味を持って見ると、普段は見えてこないいろいろな物や事が見えてくるので、題材には苦労しないのかもしれない。

とりのなん子さんはコミカルな絵を描いているけれど、もともとは正統派の漫画を描いていたようで、ちょっとびっくり。

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2018/12/22

科学系コミック「へんなものみっけ! 3」

今回は見逃さないようにしていたので発刊されたばかりの「へんなものみっけ! 3」を買ってきた。

主役は市役所から配置された事務系職員の目を通した博物館の仕事と裏方として成長を描いていて、今回は、博物館長の仕事、野良猫、雷の化石、南極などいろいろなテーマが扱われている。

舞台は架空の地方都市の市立の「かなでやまの森博物館」なのでコンパクトな博物館のようなのだけれど、学芸員は多いし、国立科学博物館(科博)の日本館を越えるようなスペースがあるのではないかという疑問がわいてくる。

こんな博物館が身近にあれば、楽しそうで毎日行ってしまいそうだ。

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2018/10/29

新・日本の探鳥地 北海道編

文一総合出版の新刊「新・日本の探鳥地 北海道編」を手に入れた。昨年発行された「新・日本の探鳥地 首都圏編」に続く2冊目の探鳥地ガイドになる。

自然の宝庫北海道の探鳥地の中から札幌近郊14ヶ所、道央13ヶ所、道南12ヶ所、日高・十勝9ヶ所、道東22ヶ所、道北17ヶ所の合計87ヶ所と非常に多くを紹介している。

探鳥地の特徴、鳥情報、アクセス、探鳥地の地図、鳥の見えるポイントなどに加えてカーナビに対応してマップコードと必要十分な情報が記載されている。

何ヶ所か訪れたことがあるので、情報の便利さと正確さは実感できる内容となっているので、他の地点も同じだと思う。コラムも北海道で探鳥するために非常に有用な情報が書かれているのも特筆できる。

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2018/10/11

杉田昭栄「カラス学のすすめ」

カラスがどんどん好きになってきたので、さらにカラスのことを知ろうということで一番新しいカラスの本「カラス学のすすめ」読んでみた。

カラスの教科書」、「カラスの補習授業」の著者の松原始さんは、行動学や生態学の専門家としての切り口でカラスを解説していたが、「カラス学のすすめ」の著者の杉田昭栄は神経解剖学、動物形態学の立場なので違った視点からのカラスが見えるようになっていた。

カラスと人との古代からの関わりからカラスの鳥としての常識、体の構造、知能、五感、鳴き声によるコミュニケーション、飛翔能力など知りたいと思っていた情報がしっかり入っていて非常に参考になった。

鳥がトビなどのように滑空するために翼を広げておくための筋肉が、羽ばたく筋肉と違うということで、カラスは滑空も羽ばたくという両方の飛び方が自由にできる筋肉を持っているというのは興味深い。

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2018/10/05

松原 始「カラスの補習授業」

ようやく補習授業が終わった。

8月に「カラスの教科書」を読んで、是非補習授業を受けてみたいと思って「カラスの補習授業」を読み始めてなんとか読み終わった。

「カラスの教科書」で書き足りなかった新しい情報、著者の研究成果などをわかり易く解説していて興味深いのだけれど、それ以上に各章末にある「注」が面白すぎる。

松原さんは、学術論文からコミックスやアニメまで色々なところにアンテナを張っているので、「注」を書きたいためにこの本を書いたのではないかと思ってしまった。

もちろん各章の内容は充実していて、日本産のハシボソガラス、ハシブトガラス、ミヤマガラス、コクマルガラスについて詳しくなっていた。

これまで以上にカラスが好きになってしまった。

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2018/09/29

科学系コミック「へんなものみっけ! 2」

地方都市の市立博物館を舞台とした科学系コミック「へんなものみっけ! 2 (ビッグコミックス)」が春に刊行されていたのを見逃していた。

へんなもんみっけ!1」を見て面白いと思っていたので、早速買ってきた。

今回は、コノハズクの保護の話から、標本庫での虫害事件、ストランディングして砂浜に埋められたシロナガスクジラの掘り出し、個人の鉱物コレクションの寄贈の話題、鳥類標本を通して日本の野鳥の話、サシバの保護と放鳥などを通して主人公の市役所から出向してきた事務系職員の成長物語になっている。

博物館がただの展示施設ではなく、研究機関でもあって研究費の確保のための苦労や博物館のアウトリーチ活動の大切さなどがしっかりと描かれている。

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2018/09/12

あきのおさんぽ いいものいくつ?

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福音館書店の月間絵本の10月号に大田黒摩利さんの「あきのおさんぽ いいものいくつ?」が発刊になった。

この絵本はカウンティング・ブックといって、ページを追う毎にでてくる物や生き物を探しながら1から10の数を覚えるという幼児用の本だ。

「あきのおさんぽ いいものいくつ?」は、里山を散歩しながら出会うトビ、カワセミ、ザリガニ、ドングリ、キノコなどを何が何匹いる?、何個ある?のを探していく楽しい本になっている。

まごぎつねも数を数えることができるようになっていて、面白がっていた。

きたきつねにとっては、絵本の中の絵は毎週散歩に行っている里山の風景に似ていて、季節の変化もリアルで、幼児だけでなく大人が見ても十分楽しめると思う。

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2018/08/20

松原 始「カラスの教科書」

このところ松原 始「にっぽんのカラス」、ネイサン・エメリー「実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳」、カンダス・サビッジ「カラスの文化史」とカラスに関する本を読んで興味がでてきたので、日本にいるハシボソガラスとハシブトガラスについて他に本がないかと思って探してみたところ松原 始さんの「カラスの教科書」を見つけた。

カラスの行動を研究してきた松原さんの日本にいるカラスの生態についての入門書とカラスの取扱マニュアルがセットになっていて、カラスを見る目が変わること間違いない。

カラスはそれほど嫌いではなかったけれど、好きに変ってきた。巻末にある「あなたのカラス度診断」で、きたきつねはカラス度80%らしい。

フィールドに出た時には、少しカラスを見る時間を増やそうかな。

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2018/07/28

とりのなん子「とりぱん 23」

盛岡の自然と庭に作ったエサ台にくる野鳥を題材にした四コマ漫画「とりぱん」の23巻が発売になった。

23巻というのはずいぶんとつながっている。よく考えてみると、週刊モーニングに連載が始まってから足掛け13年目になるのだ。

普通の漫画だとどんどん新しいエピソードを作り出していけるけれど、毎年繰り返す自然がテーマだと対象が限られるしマンネリにならずに続けるのは大変だろう。

読者の投稿する生き物のエピソードも取り入れているが良いのかも知れない。

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2018/06/28

カンダス・サビッジ「カラスの文化史」

カラスの文化史(Candace Savage「CRAWS ENCOUNTERS WITH THE WISE GUYS」)は、先日読了したネイサン・エメリー「実は猫よりすごく賢い鳥の頭脳」の中で紹介されたカラスの頭脳についての最新の研究成果を更に情報を軸に、神話、伝承・童話、詩などに登場するカラスなど幅広くカラスの魅力を紹介している。

日本のハシブトガラスも賢いと思うけれど、この本のエピソードを読んでいると日本にはいないワタリガラスはなかなかあなどれない。それこそ「羽の生えた類人猿」といってもいいだろう。

古代ギリシャ、バイキン、インディアン、エスキモーなどの神話や伝承の中にもカラスの賢さが垣間見えるものが集められていて、これも興味深い。

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