2024/09/06

茨城県立歴史館の企画展「安部朱美創作人形展 昭和の家族 -伝えるこころ-」

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今日は「黒の日」、「クロスワードの日」、「妹の日」、「黒豆の日」。

家人のリクエストで水戸の県立歴史館の企画展「安部朱美創作人形展 昭和の家族 -伝えるこころ-」に行ってきた。

安部朱美さんは鳥取県出身の人形作家で、石塑粘土と布と紙を素材に昭和の人と暮らしを再現する人形を作られている。

会場には71点の作品が展示されていて、作者は団塊の世代なのできたきつねが子供の頃を過ごしていた貧しかったけれど、気持ちが豊かに暮らしていた世界が広がっていた。

参観者はきたきつねと同世代らしい人たちで、夫婦で来ている人も多かった。

きたきつねの子供の頃は、家族が近くに住んでいたり、三世代同居が普通だったし、子どもたちは地域社会が優しく見守ってくれていて、作品にもそれがよく表現されていた。

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2024/09/05

東京国立博物館の特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」

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今日は「国民栄誉賞の日」、「石炭の日」。

昨夜は最低気温が22℃を下回ったので、安眠できたのに、再び真夏日が戻ってきた。

久しぶりに上野にでかけて、東京国立博物館と科学博物館をはしごして帰ってきた。

一日相当歩いたはずなのだけれど8,999歩と9千歩に届かなかった。

東京国立博物館の特別展「神護寺」は9月8日までなので、見に来る人が多いようで、開場の9時半少し前についたけれど、長い列ができていた。

展示会場は予想ほど混雑していなくて、比較的ゆっくり、細かく観覧することができた。

弘法大師空海が唐の密教から真言密教を作り上げた時代からの国宝17件、重要文化財44件を含む密教美術の名品が展示されていた。

今回の目玉の230年ぶりに修復が行われた金剛界、胎蔵界の両界曼荼羅(高雄曼荼羅)のうち、後期は金剛界曼荼羅だけだったけれど眼福だった。

経文、書状や目録などは可読性の高いきれいな文字で書かれているものが多く、漢字を読めれば、ある程度理解できる部分もあって、それもまた楽しかった。

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2024/07/20

民族共生象徴空間「ウポポイ」

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今日は「月面着陸の日」、「ファクシミリ記念日」、「ハンバーガーの日」、「修学旅行の日」、「勤労青少年の日」。

帰りの飛行機が夕方なので、是非一度行ってみたいと思っていた白老町にポロト湖畔にできた民族共生象徴空間「ウポポイ」に行ってみることにした。

以前はポロトコタンといって資料館とあわせてアイヌ文化の調査研究、伝承保存、普及を目的とした野外博物館があって、その場所に2020年に国立民族共生公園と国立民族博物館が整備された場所になる。

JR北海道を利用する予定だったけれど、かみさんの従兄弟が送ってくれることになったので助かった。

平日ということもあり混雑していなかったので、ゆっくり見ることができたけれど、30℃を越えている暑さにはめげた。

園内を循環する電気バスに乗って一番奥の伝統的コタンからみることにした。

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2024/05/18

山形市から米沢市を通って帰ってきた

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今日は「国際博物館の日」、「国際親善デー」、「18リットル缶の日」。

昨日と打って変わって快晴で気温が29℃近くまで上昇して暑い日となった。

朝ホテルの窓から昨日通ってきた白く雪を冠った月山が見えた。

十数年ぶりに泊まった東横INNの無料の朝食は、おにぎりと味噌汁かと思っていたら、比較的普通のバイキングになっていた。

最終日の今日は、早朝から山形城跡の霞城公園を散策して、9時の開場を待って昨日見ることができなかった山形県博物館と山形市郷土館を見ることにした。

山形城は、天守閣を持たない平城で、明治維新後他県の城址と同じように博物館や野球場や体育館などの公共施設が建てられている。

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2024/05/17

紅花資料館や山寺など

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今日は「世界電気通信記念日」、「生命・きずなの日」。

昨日の夕方から荒天となり、夜中に風の音で何度も目覚めるほどの大荒れとなった。

天気予報では日本海側は強風の雨ということで、予定していた羽黒山の出羽三山神社に行くのは中止して、庄内から一気に月山越えで山形市方向に行くことした。

横殴りの雨の中、自動車専用道や高速道路は70km/hの速度規制がかかっていて、景色を見るどころでなかった。

山間部を抜けて内陸部に入ると雨は止み、風も弱くなったので一安心。

最初の目的地は河北町の「紅花資料館」で、江戸時代中期に紅花商を営み財を成した旧堀米四郎兵衛家の屋敷を資料館にした施設で、古い歴史のある最上紅花に関する歴史、生産方法、紅花をつかった製品、藍染めに関する資料、武器や生活用品および古文書などが展示されていた。

敷地面積が1.5haほどと広く、すべてを見るのは時間的に無理だった。

古い建物が沢山あったらしいけれど、老朽化して整理したということだけれど母屋、武者蔵などや新たな展示施設の紅の館、工房、ガラス温室などが建っていた。

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2024/05/16

鶴岡市の加茂水族館と致道博物館など

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今日は「旅の日」。

カミさんのリクエストでクラゲで有名な鶴岡市の加茂水族館に行くことにして、早朝5時半頃に出発して、休憩を取りながら昼前に到着できた。

途中の常磐道、磐越道、東北道、山形道は空いていて順調に進むことができた。このコースはCOVID-19になる前の2016年まで毎年のように飛島に鳥を見に行くときに通った道だ。

昼食は遠回りして酒田のさかた海鮮市場で寿司を食べてから水族館に向かった。途中の道で制限速度50km/hの道をゆっくりふらついて走る車があって、追い抜いた時に確認すると顔を赤くした年寄が運転していて最近では珍しい酔っ払いのようだった。

水族館は平日なので空いていてゆっくり見て回ることができた。7月から入場料値上げになるようだ。

この水族館は2回目で2016年に飛島への定期船が欠航した時にいったことがある。

入ってすぐは、近海で見られる魚が展示されていて、よく知っている魚が多いし、食べたことがあるので美味しそうと思ってしまう。

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2024/04/17

内田正男:暦のはなし十二ヶ月 第三版

Koyomi_12 きたきつねは暦に興味があって、特に昔の出来事や伝統行事の季節感は新暦では違和感があって、旧暦が良いと思っている。

暦について分かりやすい本を探していたら、ちょっと古い本だけれど内田正男さんの「暦のはなし十二ヶ月 第三版」を見つけた。

暦の歴史から、新暦、旧暦、二十四節気、七十二候などの説明、歴史的な出来事や短歌や俳句の季節感、日本や太陽暦での毎月の名前や日数、大安や仏滅が意外と新しく使われるようになっているけれど根拠がないことなど、非常に分かりやすく書かれていて、読んで良かった。

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2024/03/20

鵜飼秀徳:絶滅する「墓」 日本の知られざる弔い

20240320_2絶滅する『墓』 日本の知られざる弔い」を最近の墓じまいや墓マンションの話かと思いタイトルで買ってしまったけれど、読み始めてしまってから日本の葬送と墓の歴史の話ということが分かったという面目無いことになった。

以前も鈴木理生の「江戸の町は骨だらけ」や歴史民俗博物館の葬送の展示などについて記事を書いていて、葬儀やお墓に興味がないわけでないので、興味深く読了した。

著者は京都の嵯峨嵐山にあるお寺の住職で、お墓に興味を持ち葬送とお墓の歴史と日本各地のお墓について調べた成果をまとめている。

これから多死の時代を迎えるだろうから、旧来の埋葬をどこまで続けることができるか、故郷を遠く離れてしまい実家の扱い、散骨・樹木葬といった多様な埋葬方法など話題は多い。

知っていることも多かったけれど、葬送とお墓について分かりやすく整理されていて、寺の年平均葬儀数は檀家の6%位ということや、魂と肉体を分けて埋葬する「両墓制」が近年崩壊しつつあるとか、庶民が墓を使うようになったのは江戸時代からとか、土葬がムスリムの増加で近年増加しているといった色々と面白い情報を知ることができた。

土葬について、西日本が多いように書かれているけれど、東日本でもまだ行われていることが抜けている。

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2024/02/12

土浦市宍塚の歴史探訪

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今日は「振替休日」、「ペニシリンの日」、「ボブスレーの日」、「パンの日」。

認定NPO法人宍塚の自然と歴史の会の「歴史探訪」に行ってきた。

普段は行かない場所が多いみたいなので、興味津々だった。

見どころ満載だったけれど、4時間強ほぼ休憩もなく11,200歩という強行軍で、足が攣りそうになってしまった。

平坦な場所ばかりではなく上り下りも結構あり、間欠跛行のある老人にはちょっときつかった。

旧石器時代から人が住んでいた場所で、遺跡や色々な時代の特徴的な場所やものがあった。

稲荷神社は昔は集落だけでなく、農家ごとにも祀られていたようで、最近は少なくなっているらしい。

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2024/02/01

博物館でバードウォッチング

足は痛いのだけれど久しぶりの東京国立博物館なので、1階だけバードウォッチングすることにした。

博物館の展示品の中には花鳥風月が表現されていて、色々な鳥が見つかる。中には正体不明なものもあるけれど、意外と識別できる鳥も見つかるものだ。

江戸時代の「初音蒔絵源氏箪笥」にウグイス

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鎌倉時代の「千鳥蒔絵手箱」にハマシギ

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